差動ペアのギャップ設定と配線間クリアランス設定でギャップ設定が優先される

仮に差動ペアのギャップを0.2mm 配線間のクリアランスを0.75mmとした場合、差動ペア配線でなく、単独で配線しようとしたばあい、0.2mm以下の間隔にパターンを引けません。BGAなどから差動配線を引くときにものすごく不便なので、差動ペアのギャップを保ったまま、単独で引く場合は0.75mmまで許されるといった配線方法を教えてください。
お問い合わせいただきありがとうございます。

申し訳ございません、現状のクリアランス設定の優先順位として
“差動ペアのギャップ設定”>>“クラス間クリアランス”>>“通常のクリアランス”となっており
また、“差動ペアのギャップ設定”は「差動ペア配線を単独で配線する場合にも有効」となっておりました。
そのため、nagasawa様のおっしゃるように「差動ペアのギャップを0.2mm 配線間のクリアランスを0.075mmとした場合、
差動ペア配線でなく、単独で配線しようとした場合には0.2mm以下の間隔にパターンを引けない。」という状況となります。

しかしながら、たしかにBGAからの配線引き出しなどでご指摘の状況が発生することがございます。
この点については、社内でも今後の対応を協議し改善してまいりたく
今しばらくお時間いただきますこと、何卒ご理解ご容赦いただけますようお願い申し上げます。

それまでの間、回避対応としてお手数をおかけして大変恐縮なのですが
BGAなどの領域から配線を引き出している間は“差動ペアのギャップ設定”を入れずに“通常のクリアランス”を適応し、
配線作業をして止めておいていただき
BGAなどの領域から脱したところからは“差動ペアのギャップ設定”を入れて配線作業を行うことで回避してくださいませ。
(すでに設定を入れているかと思いますので、ダイアログの左下にある【設定保存】で設定を保存していただき、
 差動ペアなしの設定と、差動ペアありの設定を作成し、【設定読み込み】で切り替えてくださいませ。)
お忙しいところお手数をおかけして申し訳ございません、一度お試しいただけますと幸いです。

貴重なご指摘をいただきありがとうございます!
より便利に活用できる機能へと成長できるよう全力を尽くしてまいります。
今後ともQuadceptをどうぞよろしくお願いいたします。
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