- Quadcept Support
- 15/07/08 18:48:08
お問い合わせいただきありがとうございます。
また、添付資料もお送りいただきありがとうございます。
資料も確認させていただき下記にて回答を記載してまいります。
> 1. LQFP SMDのクリアランス違反の回避
設計基準とする【DRC設定:クリアランス】の「SMD:SMD」項目より小さい間隔しか離れていない部品を使用する場合
a_t 様のおっしゃるように【デザインルール領域】を配置してご対応くださいますようお願い申し上げます。
■DRC:クリアランスについて
■デザインルール領域について
> 2. 動的ベタ接続設定 接続幅以下のSMDへの接続方法
設計基準とする【DRC:動的ベタ接続】で設定している「接続設定」の“接続幅”以下の値でSMDに接続するには、
こちらもa_t 様のおっしゃりますように「手動でベタと配線する」もしくは「【デザインルール領域】を該当箇所に配置して
基準とは別の“接続幅”設定を行う」方法にて、ご対応をお願い申し上げます。
> 3. カスタム形状に対するベタ接続について
“カスタムパッド”に対しての「動的ベタ接続設定」は“ベタ(塗りつぶし)”or“接続なし”となっております。
これは、どのような形状にカスタムされるかわからないため、どの位置に90度・45度でサーマルを発生させるかを
自動では設定できないための仕様となっております。
そのため、カスタムパッドへのサーマル接続につきましては a_t 様のおっしゃるように手動にてご対応をお願いいたします。
以上お手数をおかけして恐縮ではございますが、一度お試しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
- a_t
- 15/07/09 18:52:56
> 1. LQFP SMDのクリアランス違反の回避
デザインルール領域を設定してクリアランスを別設定したのですがDRC実行でクリアランス違反になってしまいます。
(添付ファイル参照)
対象がSMD間ではなかったのですが、これに対する回避方法はありますか?
- Quadcept Support
- 15/07/09 20:33:00
ご連絡いただきありがとうございます。
また、添付画像もいただきありがとうございます。
画像からの確認になりますが、
『SMD:配線(ティアドロップ)のクリアランス(設定はDefaultSetting)が確保できていない』状況となっております。
【デザインルール領域】は、“対象オブジェクトが完全に領域内に収まっている”ことが条件となっております。
今回の場合、“ティアドロップ”の発生ポイントが【デザインルール領域】に収まりきっていないことが原因であるかと思います。
そのため、DRC実行が“DefaultSetting”で判定されてしまい、エラーを検出しております。
回避策としましては、『【デザインルール領域】をもう少し広げて配置する』
もしくは、『対象のパッドに対してティアドロップを発生させない』ことでご対応をお願い申し上げます。
※パッドにティアドロップを発生させない方法は、対象のパッドを全て選択状態にして
「プロパティ」ウィンドウに【ティアドロップ設定:無効】にしてくださいませ。
以上取り急ぎではございますが、お試しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
- a_t
- 15/07/10 09:15:25
>【デザインルール領域】は、“対象オブジェクトが完全に領域内に収まっている”ことが条件SMD-配線間の場合の対象オブジェクトは、「SMD + (配線を「選択」した場合に色が変化する)1つの配線オブジェクト」という認識であっているでしょうか?(添付資料の図では3配線を複数選択してしまっていますが。)これだとSMDからの配線がどこかでカーブするまでデザインルール領域を設定しなくてはならなくなり、DefaultSetting領域と新規に設けたデザインルール領域の分け方が複雑で現実的ではないような気がします。 デザインルール領域の設定(デザインルール領域を解除するしてDefaultSettingを用いるとSMD間のクリアランス違反が発生するため) + SMDのティアドロップを解除(SMD-配線ティアドロップ間のクリアランス違反の回避のため)で対処してみます。
- Quadcept Support
- 15/07/10 10:45:06
ご連絡いただきありがとうございます。
また、添付資料もいただきありがとうございます。今回の場合、少しややこしいのですが『DRC:クリアランス違反』となっている対象オブジェクトは「SMD:ティアドロップ」となっております。
この場合『DRC設定:クリアランス』項目でチェックされる設定は「SMD:配線」の数値ですが、
クリアランス違反している“対象オブジェクト”としては「SMD:ティアドロップ」となりますので、“配線”ではなく
“ティアドロップ”を【デザインルール領域】に完全に収めていただく事でエラーを解消することが可能となります。
※添付資料を作成いたしましたので、こちらもご参照いただけますと幸いです。
※ちなみに“オブジェクト”の認識として“配線”は、a_t 様のおっしゃるように、選択してハイライトされる部分である
曲り角(構成点)までがひとつのオブジェクトとして認識されます。
そのため、今回の対応策として『【デザインルール領域】をもう少し広げて(ティアドロップを内包する範囲)配置する』
という方法もご提案させていただいておりました。
私の説明が不足しておりましたため、a_t 様にお手数をおかけしてしまい申し訳ございません。
また、お時間のありますときにでもお試しいただけますと幸いです。
もちろんa_t 様が実施していただいた『デザインルール領域の設定(SMD間のクリアランス違反が発生するため)
+ SMDのティアドロップを解除(SMD-ティアドロップ間のクリアランス違反の回避のため)』の方法でも
問題ございませんので、ご対応のほどよろしくお願いいたします。
以上ご連絡とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
- a_t
- 15/07/10 11:15:51
>クリアランス違反している“対象オブジェクト”としては「SMD:ティアドロップ」添付資料ありがとうございました。理解できました。