いままで、グリッドは回路図中は、基本100mil、必要時には50milを、
シンボル中は、2.5milを下限として用いてきました。
例えばA3用紙の図枠は、A3*1.27倍の図枠データを用いていました。
現在図面もまだ多くないので、この機会に、mm単位のシステムに転換して1倍で印刷できる様に
検討してみました。
上手く移行できましたので、その作業記録を残します。
[転換仕様]
シンボル、電源、ポート、ピン、図枠を全て現在の1/1.27倍する。
グリッドは50,100milを
ガイドは 2.5,10,12.5,25,50,100mil が選択できたが
これからは、グリッドは1,2 mm 、ガイドは0.05,0.2,0.25,0.5,1,2mmが選択できるものとする。
[手順]
[1シンボル]
新規に回路図プロジェクトを作り、全てのシンボルを一個づつ配置する。
編集- 回路図サイズ変更 で、1/1.27*100である「78.74015748031496」を入力する。
右のプロジェクトウィンドウでプロジェクトを右クリックして、部品の抽出-回路図の部品を抽出を選択、
適当なフォルダを出力先として設定してOKする。上書きするか聞かれるので上書きする。
シンボルを一つづつ開いて、属性文字や文字についてxx.x pt などと表示されているが
ptを消してOKする。これの意味は、新規にシンボルを作成した場合に若干フォントサイズが
このなるのを避けるため。
[2.図面枠]
新規にシンボルを作成する。これに枠のオブジェクトを全て選択して貼り付ける。
このシンボルを回路図に配置して、回路図サイズ変更する。同様に部品抽出して上書きする。
これでうまく縮小されたので、元の枠に貼り付ける。
但し属性文字は、この手順では移行できないので、一つずつ選んで、プロパティのX,Y,フォントサイズを
全て1/1.27すると良い。
[3.電源、ポート]
全ての電源をひとつづつ開いて、
図枠と同じやり方をする。
[4.ピン]
全てのピンをひとつづつ開いて
全てのオブジェクトのX,Y,フォントサイズを1/1.27倍して保存する。
[5] 設定ファイル
全ての設定のサイズやフォントサイズ等を1/1.27倍する
[6.回路図]
全ての回路図プロジェクトについて実施する。
1.回路図サイズ変更で1/1.27倍する
2.図枠変更で同じ図枠を選択する
3.プロジェクトの設定で、「全ての設定を初期設定に戻す」を実行
4.回路図の設定で、「全ての設定を初期設定に戻す」を実行
5.上書き保存する
[7.デバイスブロック]
転換不能のため、回路図にコピーしてから転換し元に戻す。