• yuki
  • 14/11/12 11:36:41

特殊フットプリント作成方法

村田NFM18PS105用フットプリントを作成したいのですが、以下の実現方法について教えてください:1.センターのパッドで半田クリームを両サイドに分割する方法2.センターパッドの真ん中にレジストを入れ込む方法3.推奨されている5個のビアをフットプリント作成時に組み込めるか
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  • お問い合わせいただきありがとうございます。
    返信が遅くなっており申し訳ございません。
    ご質問いただいている内容について下記にて回答してまいります。

     1. センターのパッドで半田クリームを両サイドに分割する方法
    申し訳ございません、現状のQuadceptでは1つのパッドの中に分割された形状を登録する機能はサポートできておりません状況です。
    (Electric・Paste・Solder 共通です。)
    そのため、センターのパッドを1つとすると半田クリームを分割した形状で1つのパッド情報として合わせて指定することはできません。
    その場合、パッドとしてではなく、『塗り図形』で任意の形状を「作業層:Top」「層種類:Paste」として任意の位置に配置してくださいませ。
    ■層の変更について

    もしくは、センターのパッドを1つではなく両サイドに2つ配置するという形で作成する方法もございます。
    この場合は、回路図シンボル側にも連動するピンを配置していただく(シンボルのピン数を4本)必要がございますのでご注意くださいませ。

     2. センターパッドの真ん中にレジストを入れ込む方法
    「真ん中にレジストを入れ込む」つまり「Solderデータの中央をくり抜く」という状態になるかと思います。
    その場合、1.同様に内部をカットアウトされているデータをパッドに登録する機能はサポートしておりませんので
    パッドとしてではなく、『塗り図形』でレジスト抜きする任意の形状を「作業層:Top」「層種類:Electric」として作成した後、
    その形状の中央部(レジストを入れ込む形状)を【カットアウト】にてくり抜き、形状を作成します。
    ※【カットアウト】はベタ(Electric)データにのみ有効となっております。
    この方法にて、中央部にレジストを入れ込むデータが作成されます。

     3. 推奨されている5個のビアをフットプリント作成時に組み込めるか
    フットプリント作成時にビアを組み込むことは可能です。
    フットプリント作成の時に配置することができますのは「ビア」ではなく【パッド】での対応となりますので、
    タイプを「Through」としていただき、スタック設定“Top”“Inner”“Bottom”の層形状を必要なら任意で設定し、
    必要ない場合は『なし』として配置してくださいませ。

    ※ピン番号は他と区別がつくよう「P1」などにしておくと良いかと思います。
    ※部品登録した後は「ピン」タブの『電気特性』にて【未使用ピン】としておくと、アサインエラーを回避できます。
    ※PCBシート上に配置後は、必要に応じて【ネット追加】してくださいませ。
     ネット追加について
    https://www.quadcept.com/ja/manual/pcb/post-33
    ※ビア(パッド)と配置先が同ネットを持っていない場合、【DRC】の「クリアランス」でエラーが発生します。
      確認していただき、「DRC結果」の『対応状況』を【承認済み】にしてご対応くださいませ。
    エラーの修正(承認済み)について
    https://www.quadcept.com/ja/manual/pcb/post-23


    今回の場合、いただきました添付資料によるとセンターのパッドが、両サイド(上下)にランドも分かれているようですので
    これを2パッドで作成し、シンボルも4ピンで作成してご活用いただくのが分かり易いかと思います。
    フットプリントのサンプルを作成しましたので、こちらもご参照していただけますと幸いです。

    以上お手数をおかけいたしますが、一度お試しいただけますと幸いです。
    どうぞよろしくお願いいたします。
    • yuki
    • 14/11/13 13:35:32
    サンプルは大変参考になりました。今後ともよろしくお願いします。
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