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  • 24/11/25 10:09:41

ジャンパー配置について

片面基板を設計する際に、はんだ面配線から挿入タイプのジャンパーを配置すると裏面(はんだ面)の部品として挿入されてしまいます。配置後に部品の配置面を変更すれば良いようですが、配線途中で表面に配置する方法はないのでしょうか?
CsiEDAの場合はできたのですが。
よろしくお願いします。
お問い合わせいただきありがとうございます。

配線作業中にジャンパーを呼び出し接続する「ジャンパー配線」についてですが、
こちらは呼び出した時点での反転(配置層変更)はサポートしておりません状況です。

◆ジャンパー配線

そのため、対応方法としましては以下のどちらかでごジャンパー配置層を変更してくださいませ。

・配線中に呼び出したジャンパーを、配置された後に【反転】する。
配置された後のジャンパーを選択しキーボード【M】(反転のショートカット)で反転を実行、
もしくは、「プロパティ」ウィンドウの『層』を変更してください。

◆回転・反転:反転
◆プロパティウィンドウ

・配線中にジャンパーを呼び出す前に、作業層を変更した後にジャンパーを配置する。
配線中にキーボード【Tab】(直前の層に変更のショートカット)で作業層を変更、
もしくは、画面左下の「作業層」を変更(キーボード【L】でショートカット)して
作業層(ジャンパーの配置層)を指定した後に、ジャンパーを呼び出し配置。
その後、続きの配線を引き出す前に、もう一度作業層を変更し、配線を引く層に戻す。

◆直前の層へ移動
◆層変更

上記にて対応可能となりますので、一度お試しいただけますと幸いです。

ご注意いただきたい点としまして
現状ではジャンパー配線の場合、『DRC:ダングリング配線』が検出されます。
本件につきましては、今後の改善課題として議題にあがっており対応を進めてまいります。

◆DRCエラー:ダングリング

また、ジャンパーを呼び出す前に作業層を変更した場合
配線の端点にビアが配置されますので、そこにジャンパーを重ねることになり
『DRC:ドリル重複』『DRC:パッドオンビア』のエラーが検出されます。

◆DRCエラー:浮きビア/スタブビア/ドリル重複
◆パッドオンビア

これらエラーにつきましては、「エラー一覧」にて状況を確認した上で
『対応状況:承認済み』とするなどご対応くださいませ。
(「ドリル重複」はビアを削除、「パッドオンビア」については『除外部品』に指定することで解消も可能です。)

※確認しましたところ、CSiでも操作は同様となっておりました。
 ジャンパーを配置後に反転、もしくは呼び出し前に作業層を変更(ビアが配置される)

どうぞよろしくお願いいたします。
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