配線禁止領域に配線許可したネットのviaを置くについて

フットプリントにつけている配線禁止領域に配線許可したネットのviaを置くとドリルエラーとなります。
ドリル禁止領域は付けていません。
たくさん置いているので、回避策があれば教えてください。
お問い合わせいただきありがとうございます。

ご質問いただきました配線禁止領域に対するドリル穴についてですが
Ver.10.7.0(2022/10/20 リリース:最新版は Ver.10.8.3 となります。) から
配置した層によって禁止対象が決まる動作となった【禁止領域】の『配線禁止領域』におきましては、
禁止対象となる導通オブジェクトとして“ドリル”も含めており、ネットに関係なくドリルを禁止対象となっております。
(めっきやランドを設定していないノンスルホールも対象としております。)

そのため、現状での対応方法といたしましては
お手数をおかけして恐縮ではございますが、検出されたエラー状況をご確認いただき、
「エラー一覧」タブにて『対応状況:承認済み』としてくださいませ。

◆各種禁止領域の入力
◆エラー一覧の操作と内容(PCB):対応状況
※多数のビアがあるとのことですので、「確認種別」や「対象」などにて『フィルタ』や『ソート』を掛けて
 “禁止領域違反(配線)”の“対象:ドリル”に絞って確認していただき、
 キーボード【Ctrl + A】で全選択と【右クリック】→【承認済み】を実行するなどで
 「対応状況」を一括変更するなどご対応いただけますと幸いです。

お手数をおかけして恐縮ではございますが、上記にてご対応いただけますようお願い申し上げます。


本件につきましては、設計者様によってパターンにドリルを含むか、含まないか認識が様々で
仕様検討を行う中でも意見のわかれる内容となっておりました。

そのため、Quadceptでは設計初心者でも扱いやすいCADであるように
設計データの安全な状態と優先し、対象外として検出されずに不正なデータとなるよりも
検出された上で確認して回避対応できる動作を選択いたしました。

今後の機能拡張にてユーザー様からのお声もいただきながら、
ドリルを配線禁止領域の対象外にする設定切り替えも対応を進めておりますが
現状では、弊社としても様々なご意見からの動作選択となっておりますこと
何卒ご理解ご容赦いただけますと幸いです。

以上取り急ぎではございますが、ご連絡とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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