• 44151
  • 22/11/21 11:02:41

動的ベタ設定の外形線幅・塗りつぶし線幅について

動的ベタの外形線幅・塗りつぶし線幅の設定を行ったときの挙動がいまいちわかりません。

質問①
外形線幅の設定値がデフォルトでは「0.01mm」となっていますが
こちらの設定値を変更すると生成されるベタの最小幅が0.01mmからになるという認識でよろしいのでしょうか?


質問②
塗りつぶし線幅について、値を変更してもベタパターンが変化しませんでした。
どういった用途で設定するのでしょうか?


質問③
動的ベタを作成したときに2012サイズのチップ抵抗の下にベタが作成されてしまいます。

これを作成されないようにするには、動的ベタ設定の外形線幅、塗りつぶし線幅の設定で
作成されないようにすることは可能でしょうか?

もしくはクリアランスの設定などを行うほうが適切なのでしょか?

ベタを作成したくないところの写真↓↓↓


お問い合わせいただきありがとうございます。
また、画像もお送りいただきありがとうございます。

いただきましたご質問について
以下に回答を記載してまいりますのでご確認くださいませ。

 > 質問①
ベタにつきましては指定した「外形線幅のライン」で形状の輪郭を描き、
その中を指定した「塗りつぶし線幅のライン」を敷き詰める(ハッチング)構造でデータとなります。

この「外形線幅」の設定を変更することで
ベタの形状を形作る輪郭線の幅(外形線幅)を変更していただくことが可能です。
最小値や最大値ではなく、指定した「外形線幅」で輪郭を作図します。


また、デフォルト(初期設定)の値は
上部メニュー【各種設定】→【設定】の『オブジェクト』項目にて
「ベタ」に対して設定されております。

◆オブジェクト(PCB)


 > 質問②
「塗りつぶし線幅」について、ベタの見た目は変わりませんが
ベタデータを構成している塗りつぶしラインの線幅が変わっております。
※「塗りつぶし線幅」のみを変更している場合、
 CAD上での見た目は変わりませんがガーバーデータのDコードには反映されます。

CAD上のベタへの反映としては、上記①の「外形線幅」とあわせて
「塗りつぶし線幅」が変わることで
『動的ベタ』が塗り込みで入り込める間隔が変わってきます。
※「塗りつぶし線幅」は「外形線幅」より大きな値の設定は不可となっております。

異ネットに挟まれクリアランスを確保している場所など、
どこまで入り込むかが変わってまいりますので、【ベタ更新】されることで
設定変更が反映されていることをご確認いただけますと幸いです。
※「塗りつぶし線幅」だけではなく
 「外形線幅」を変更することで入り込める動的ベタの輪郭が変わり、
 動的ベタの形状が変化することになります。


 > 質問③
上記②にあるように『動的ベタ』の「外形線幅」「塗りつぶし線幅」の設定で
どこまで動的ベタが入り込めるかは変化しますが、
2012サイズ抵抗のパッド間にベタが入らないようにする場合などは
対象の位置に【禁止領域】を“Keepout(Route)”層に作図してご対応くださいませ。

◆各種禁止領域の入力
※フットプリント作成時に配置しておいていただくことで
 PCBシート上でも部品の一部として、部品とともに配置や移動が可能です。


お手数をおかけいたしますが、上記についてご確認いただき一度お試しいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


  • 44151
  • 22/11/21 15:25:49
早速ご回答いただきありがとうございます。

質問①、②で回答いただいた内容について
外形線幅を太くすると、太い線でベタの外形を描くことになる。
結果、輪郭が変わる(丸くなる)、外形線幅より細かいところは塗りこめなくなるということですね。

塗りつぶし線幅については、そのままの意味ということですね。
メッシュを有効にするとよくわかりました。

こちらの設定はベタをメッシュで塗るとき行う変更する設定で
メッシュでないベタは変更してもDコード上は変わるけども
塗りつぶすという結果は同じ、という理解でよろしいでしょうか?
(細い線で塗りつぶすか、太い線で塗りつぶすかの違い)

質問③で回答いただいた内容について

フットプリント上で禁止領域を設定したほうがよさそうですね。
ご提案いただきありがとうございます。

お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
丁寧なご連絡をいただきありがとうございます。

ご質問①からご質問③に関しまして
44151様に認識いただいている内容で問題ないかと思います。
ご確認いただき、ありがとうございます。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
PAGETOP