- Quadcept Support
- 22/06/13 11:58:18
お問い合わせいただきありがとうございます。
MRCのチェックはネットには関係なく、基板製造上の観点からのチェックを行っております。
そのため、同極(同ネット)であってもクリアランスが確保できていない場合には検出されます。
また、パッドの設定として通常通り「Solder」層の設定であれば問題ありませんが、
例えば狭ピッチの部品などのパッドに対して、レジスト開口を一括で行うために
「Solder」層に直接塗り図形などを作図してデータを作成した場合には、
パッドの銅箔と塗り図形のレジストは別オブジェクトとしてクリアランスチェックの対象となります。
上記のような状態の場合、MRC設定に対しては「デザインルール領域」などで
基板全体と別ルールを設定する機能はサポートしておりませんため、
『MRC結果』にて検出された内容をご確認いただいた上で「対応状況:承認済み」としてご対応いただけますと幸いです。
◆エラーの修正:対応状況
※『対応状況:承認済み』につきましては、「MRC結果」タブのリスト内を複数選択した状態で
【右クリック】→【承認済みに変更】を行うことで、一括変更も可能となっております。
点数が多い場合には、リスト内を複数選択しての一括変更での対応もご検討いただけますと幸いです。
上記についてご確認いただき、一度お試しいただけますと幸いです。
※「MRC:クリアランス」の設定に負数( - マイナス)を設定することでチェック対象外にすることは可能ですが
この場合は、基板全体でチェック対象外となります。
意図していないエラー箇所もチェック対象外となってしまいますので、
上記のように検出した上で「承認済み」としていただくのが良いかと思います。
本件につきましては社内でも以前から議題にあがっており
『デザインルール領域』を「MRC:クリアランス」などにも設定できるように
他項目への設定なども含めて、仕様検討として今後の課題としております。
対応までには、まだお時間いただくかと思いますが
より便利に様々な設計に対応できるように機能拡張してまいりますので、何卒ご理解ご容赦くださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。