- Quadcept Support
- 20/02/13 12:05:58
お問い合わせいただきありがとうございます。
■ガーバー入力について
Quadceptの『ガーバー入力』は、ガーバーデータを設計データ(配線やパッドや部品など)に復元するわけではなく、
あくまでガーバーデータをそのまま設計シートに読み込む機能となります。
※ガーバーデータは線幅と座標が記述されているデータとなります。
そのため、読み込まれたデータはガーバーデータの記述通り、ラインとポリゴンのオブジェクトとして読み込まれます。
◆ガーバー入力について
■DRC:クリアランスエラーについて
おそらく配線やベタ、パッドのランドなど銅箔となるガーバーデータを
Quadceptの銅箔データ層である“Electric”層に読み込んでいただいているかと思いますが
その場合、ネットのない銅箔データは「非電気オブジェクト」として扱われ
『DRC:クリアランス』で「非電気オブジェクト」のクリアランスエラーが検出されているかと思います。
◆クリアランス(DRC)について
■ガーバー入力からの編集について
『ガーバー入力』から設計内容を編集したいということであれば、
読み込んだガーバーデータ(ラインとポリゴン)を元にトレースして手動で設計データを復元していただくか、
もしくは、おっしゃるように“ライン”や“塗り図形”を使って絵として編集していただく方法になります。
■ガーバーデータからトレース復元せずに編集について
読み込んだガーバーデータを元に設計データとして復元していない状態で作業する場合には、
上記しておりますように“Electric”層のオブジェクトは「非電気オブジェクト」として
『DRC:クリアランス』に掛かりますので、【オンラインDRC】を【OFF or 無効】として作業してくださいませ。
◆オンラインDRCについて
ただし、【オンラインDRC:OFF or 無効】にすることで作業はできますが
最終的に【DRC実行】した際には「非電気オブジェクト」として『DRC:クリアランス』のエラーは検出されます。
こちらについては、あくまで“ライン”や“塗り図形”であるためネットを持っておりませんので
ネットを対象に動作するDRCは対象外となりますこと、ご了承くださいませ。
変更の規模にもよりますが、編集部分について隣り合うラインや塗り図形との距離を確認するには
【ものさし】をご活用いただく方法もございますので、こちらもご活用くださいませ。
◆ものさしについて
以上お手数ではございますが、一度お試しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。