- Quadcept Support
- 19/11/18 11:56:19
お問い合わせいただきありがとうございます。
いただいておりますVer9とVer10にて変更されている点について下記にて回答してまいりますのでご確認くださいませ。
①図面ファイルの保存方式
Ver9では、全てのデータが「データベース」に保存され、図面データもデータベース内の保存されていました。
そのためWindows上では図面ファイルを確認することはできず、データベースのみが存在している状態となります。
※このデータベースはインストールした直後にはローカルに作成され、
その後はユーザーが任意の場所(サーバーなども可)に作成することができます。
そこから「出力」や「入力」でデータをファイルに納め、受け渡しやバックアップなどを行っていただくことが可能です。
Ver10では、図面データはデータベースから切り離され「ファイル」として保存されます。
こちらはファイルですので、単独で自由な場所に保存・保管していただくことが可能となっております。
◆Quaedceptのファイル構成について
編集に関しましては、本来どこに保存されていても可能なのですが、
一部の環境においてネットワークドライブ上でアクセス権のチェックにて書き込み不可となる現象を確認しております。
ご迷惑をおかけしており申し訳ございません。
こちらにつきましては、現在修正に向けて対応を進めておりますので
今しばらくお時間いただけますようお願い申し上げます。
②ライブラリの運用
データベース内に保存されているライブラリ(部品/シンボル/フットプリント)については
基本的に運用に変更はございません。
Ver10にて実装された新機能としまして、図面データに配置した部品をプロジェクト内に独立したライブラリとして持つ
「ライブライキャッシュ」機能がございますので、こちらもご確認いただけますと幸いです。
◆ライブラリキャッシュについて
また、複数のユーザーでひとつのデータベース(ライブラリ)を参照する場合には
編集を許可されたユーザーのみが中身を編集することができるように制御された読み込み専用の「master-db」機能も
ご用意いたしましたのでこちらもご確認くださいませ。
◆データベース設定について
これら「local -db」「master-db」「Library Cache」を設定している場合、
ライブラリとして優先される順番がございますので、こちらもご確認くださいませ。
◆優先順位
※「Library Cache」「master-db」は有効にしなくても問題ございません。
その場合は、これまでのVer9と同じ状況となります。
③ライブラリの保存
Ve9では【上書き保存】【別名保存】【すべて保存(開いている全てのシートを保存)】でしたが
Ver10での保存は【保存(上書き保存)】【別名保存】となります。
A部品を編集してB部品を作成する場合は、A部品を編集して【別名保存】してください。
A部品を編集して【保存】するとA部品として上書き保存されます。
また、A部品を編集して【別名保存】の操作をして、保存ダイアログにて「A部品」を選択して上書きしようとすると
おっしゃるようにロックにて 上書き保存は不可となっておりました。
こちらの動作につきましては
【別名保存】からの同名による上書き保存を許可するべきか、社内にて検討してみたいと思います。
以上どうぞよろしくお願いいたします。