「確認してください。」は、どのように確認できるか?

塗り図形作成時に、その枠になる線分の図形に不具合?があると
「変換できないオブジェクトがありました。確認して下さい。」
のメッセージ・ウィンドウが開きます。
しかし、ここで言う「変換できないオブジェクト」が何処にある何なのか?
マーキングも表示されないので、何が?何処?は解決されません。

何か大切なオペレーションが抜けていますか?

ご教授願います。
shinko40ds1様、お問い合わせいただきありがとうございます。
頂いておりますご質問への回答を下記に記載してまいります。

■確認
【塗りオブジェクトに変換】する機能につきましては、
「変換するオブジェクトが閉図形となっていること」が変換の条件となっております。

お手数をおかけしますが、原因の切り分けのため、
一度お手元のデータが下記の項目に当てはまっていないかをご確認いただけますと幸いです。

  1. 該当のオブジェクトがひと繋がり(閉図形)になっていない
  ※基板外形で使用した円弧の座標位置にズレがあるなど
  2. DXF入力した際、ラインなどのオブジェクトが2重になっている
  3. 中抜き部分も一緒に選択している

もし上記の項目に当てはまっている場合、下記の方法でのご対応を一度お試しいただけますと幸いです。

■対応策
 ・1の場合
 データが閉図形になっていない場合は、
 輪郭データを閉図形にする作業は、DXF/DWG入力時の設定にある【許容誤差を指定する】機能を活用し、
 細かな座標位置のずれを修正いたしますので、下記の作業手順をご確認くださいませ。

 (1) DWGデータの作成
 ※もし既に個片のDWGデータがある場合は、
   そちらをご活用いただいても大丈夫です。
  1. 上部メニューバー【ファイル】→【出力】
    →【DXF/DWG出力】
    「DXF/DWG出力」のダイアログが開きます
  2. 『フォーマット:DWG』を選択
  3. 『出力層』で出力する層を選択
  4. その他設定を確認し【OK】を押下
  ◆DXF/DWG出力

 (2) DWGデータの入力
 先のメールでお送りしておりますDXF/DWG入力時の
 「DXF/DWG入力」のダイアログ内で、
 『入力設定』の"許容誤差を指定する"にチェックし、
 "値:0.001(デフォルト値)"に設定して入力くださいませ。

 こちらの操作で座標のずれが修正され、輪郭を閉図形にすることが出来ます。
 
 ・2の場合
 2重になっているラインを削除していただけますと幸いです。

 ・3の場合
 塗り部分と中抜き部分を一回の操作で変換することができかねますため、
 中抜き部分については、外側のオブジェクトを【塗り図形へ変換】した後、
 中抜き部分を【カットアウトへ変換】する流れで変換作業を行っていただけますと幸いです。
 ◆塗りオブジェクトに変換

 お手数おかけし恐縮ではございますが、これらの方法をお試しいただけますと幸いです。

また、もしデータをいただけましたら弊社にて、内容を確認することもできますので、
ご検討いただけますと幸いです。
なお、現象が発生しているデータの作成方法なども併せてご教授いただけますと幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、こちらの方法をお試しいただけますと幸いです。

取り急ぎではございますがご連絡とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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