オブジェクトスナップが移動時に効かないのはなぜ？

Feature , Circuit Designer
新たに線を引いたり、文字を配置するときにはオブジェクトスナップは効くが、
線、線の中の点、文字等を移動させるときに、オブジェクトスナップが効かない様に思えます。
何か考えられるでしょうか？
もし仕様だとするとその意図は？
お問い合わせいただきありがとうございます。
現在の仕様として、結線はピンからピンまでの作成が操作の中心となり、
変更の際にも移動より引き直すことが基本になるとの考えから、移動はオブジェクトスナップの対象外となっております。

また、文字についてですが、こちらもオブジェクトスナップが必要になる移動は想定しておらず
仮に文字などオブジェクト同士を同じ位置にそろえて整列させる場合などには、
対象選択後に【編集（もしくは右クリック）】→【整列】→【“整列の方法”】で揃えることが可能となっております。

今回のYOSHIKAWA様の場合、どのような状況での操作でご使用になられ
オブジェクトスナップが必要になることを想定されておりますでしょうか？
もしよろしければご教授いただけますと幸いです。
例えば、回路図の中に何か前面パネル的なものの絵を書くとしましょう。
DWGからインポートしたとします。そこに寸法を入れるために、線を引くとします。
書き出しはオブジェクトスナップを有効にすれば、オブジェクトに合わせて寸法線の本線は引けます。
しかし、これに30度開矢印をきれいに書こうとすると、まず普通には無理です。
まあ、なんとか矢印の一本だけ掛けたとします。これをコピーして貼り付け時にshift-Mで上下反転させます。
うまく貼り付けることはできません。
とりあえず置いたとして、それをうまく置きたい場所に移動できるかというとこれも難しいです。以下の図が
その様子です。

これにはいくつかの課題が見えます。
１．CTRL-C ,CTRL-Vでは基準点が選べない。真ん中付近のグリッドですかね？
２．一旦どこかに貼り付けてから、移動させる場合は選んだ後のカーソルの位置で
　線分の端点を選べるが、それでも貼り付け先としてはオブジェクトスナップは効かない。
よってうまく移動できません。
座標を計って移動させる方法しかマシな方法は今の所見つかりません。
これだと細かい座標データの場合、誤差が残るかもしれません。

よってリクエストしては、
コピー時に貼り付ける際の基準点を選べるモードがあってほしい
移動先もオブジェクトスナップが有効であってほしい。
以上です。

リクエストいただきありがとうございます！
また、移動・コピー時のどのような状況での操作においてオブジェクトスナップが必要になるか
詳細をご教授いただきありがとうございます！
オブジェクトスナップには本件以外にもより便利に使っていただけるよう改善できる部分があると
社内でも検討課題となっており、今後の対応を考えております。
今回YOSHIKAWA様からいただきましたご意見も参考とさせていただき、
より良い機能へと成長するよう尽力してまいります！
お時間いただくこととなりますが、ご理解ご容赦いただきますこと何卒よろしくお願いいたします。
ちなみにDWG側で寸法を予め書いておけばよいではないかという意見も確かにそうです。

最初うまくいかなかったのですが、寸法線などのブロック化されたものはよく化けます。
寸法線などはあらぬ向きに回転します。また円が含まれるブロックをミラーしたものは
円そのものが消えます。そこでこれらを一挙に解決する方法を見つけました。
Autocad側で保存するまえに化けるものを「分解」しておくことです。

化けないようにしてもらうこともお願いしたいとは思いますが、とりあえずこれで
満足する結果が得られました。

しかしリクエスト自身は、「生き」です。継続して検討お願いします

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