ベタ種類切り替え

動的ベタを静的ベタに切り替える時に
自動で発生していたクリアランス部分を
保ったまま切り替えることはできないでしょうか?
お問い合わせいただきありがとうございます。

静的ベタは「作図したエリアをすべて塗りつぶすベタ」となっておりますので
動的ベタでクリアランスを自動発生させていた箇所も、静的ベタに変更すると「作図エリア内」ですので
塗りつぶされる仕様でございます。

運用上、静的ベタに変更してクリアランスを取るようにする方法としましては
クリアランスを取りたい箇所(動的ベタで発生しているクリアランス)に【カットアウトベタ】を配置していただくことで
静的ベタでも、カットアウトベタが配置されたエリアは塗りつぶされることなくクリアランスを確保することが可能となります。
◆ベタの種類について
http://www.quadcept.com/ja/manual/pcb/-2-step1-pcb

以上お手数ではございますが、一度お試しいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
動的ベタで発生しているクリアランスにカットアウトベタを配置するということですが、
この動的ベタで発生しているクリアランス部を正確にカットアウトベタでトレースできるものなのでしょうか?

動的ベタで発生したクリアランスをトレースするのは、角にRなどがあり
DRCで設定されているクリアランスを正確に守った形状を形成するのは、難しい部分が出てまいります。
※カットアウトベタも「多角形・矩形・円」の形状が作成でき、「角形状」「円弧長」「ライン折れ角度」の設定は可能です。
そのため、少し大きくクリアランスを取るくらいの感覚で作成していただくのが良いかと思います。

本来、上記のような手間を省いて、必要なクリアランスを自動的に発生させた状態でベタを配置するために動的ベタを
配置していただいているかと思うのですが、今回のQDUS001様のように動的ベタで作成したベタを
静的ベタに切り替えなければならないというのは、どのような状況、運用の場合になりますでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、もしよろしければご教授いただけますと幸いです。
申し訳ございません、
動的ベタと静的ベタの運用を間違えているのかもしれません。
下図のように電源パターンを強化したいのですが
(実際にはもっと複雑に入組んだ場所を想定しています)

電源関係の動的ベタは通常設定をサーマル接続発生で作業したいので
部分的にサーマル接続発生をOFFにする為に都度設定変更をするのも
効率が悪いと思いなんとか他に方法が無いかと考えていました。
やはりこのような場合は動的ベタの設定を変更して作業するのが
一番良いのでしょうか?
ご連絡いただきありがとうございます。
動的ベタを作成する際のデザインルール「動的ベタ接続」は“サーマル”接続を基本として、
部分的(パッドによって)には“ベタ(塗りつぶし)”接続で、ベタと接続したいということですね。

その場合ですと、デザインルール「動的ベタ接続」は“サーマル”接続としておいたまま
サーマル接続発生をOFF(ベタで塗りつぶし)接続したいパッドのベタ接続設定を変更するのがよいかと思います。

方法としましては
 1. サーマル接続発生をOFF(ベタで塗りつぶし)接続したいパッドをダブルクリックして
   『パッドスタック』ダイアログを開く
 2. 「デザインルール」タブを選択し、【デザインルールを適用】のチェックを外す

 3. ベタ接続について「サーマル設定」項目の▼をクリックして【ベタ】を選択して、【OK】
 4. PCB画面に戻り、動的ベタを【ダブルクリック】→【ベタ更新】でベタを更新

※添付資料もご参照いただけますと幸いです。

以上の方法にて、パッド単体でのデザインルルール「ベタ接続」設定を変更することができます。
これにより、動的ベタはサーマル接続を基本に、部分的(パッド個別)にサーマル接続発生をOFF(ベタで塗りつぶし)として
パターン強化の動的ベタと接続することが可能になりますので、
対象のパッドの数にもよりますが、デザインルール「動的ベタ接続」を都度変更して複数のベタを作成したり
先にお伝えしておりましたような静的ベタにカットアウトを配置して正確にサーマルを作成するよりも
最も効率が良いかと思いますので、お忙しいところ恐縮ですが一度お試しいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。
この方法で問題無いと思います、
ありがとうございました。

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