- Quadcept Support
- 18/03/30 18:48:46
お問い合わせいただきありがとうございます。
バックアノテーションを実施するにあたり「フットプリントが見つからない」との
メッセージが表示される原因としましては、いただいている状況からの判断になりますが
PCB側に配置されているオブジェクトが『フットプリント』もしくは『フットプリントのみが登録された部品』
であることが考えられます。
【アノテーション】を実行するためには配置されている『部品』が
“シンボル(回路図形状)”と“フットプリント(PCB形状)”のどちらも登録されている状態であることが必要です。
■部品について
お手数ではございますが、PCBに使用されているオブジェクトを『部品』として
回路図・PCBの双方の形状を登録されている状態としてから、改めてお試しいただけますと幸いです。
■部品作成について
また、バックアノテーションについてご留意いただきたい点としまして
白紙の回路図に実施される場合には、“部品”は新規の回路図シートに転送されますが
“ネット”についてはアノテーションの対象外となりますこと、ご理解ご了承くださいませ。
■アノテーションについて
以上いただいている情報からの判断になりますので、
yamada-m様のお手元の状況と異なっておりましたら申し訳ございません。
その場合は、その場合、お手数をおかけして恐縮ですが
もう少し詳しい状況と操作内容などをご教授いただきますとともに
弊社にて状況を調査確認させていただきたく
現象の発生している該当のデータを 下記アドレスまでお送りいただけますと幸いです。 ◆サポートアドレス:support@4cept.com
■Quadceptファイル出力について
https://www.quadcept.com/ja/manual/common/post-335
※もちろん設計データは機密情報であり、 本件以外で使用することはございませんのでご安心くださいませ。
https://www.quadcept.com/ja/manual/common/post-335
※もちろん設計データは機密情報であり、 本件以外で使用することはございませんのでご安心くださいませ。
取り急ぎではございますが、ご連絡とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答ありがとうございます。
部品にシンボルとフットプリントを設定したところ、白紙の回路図にアノテーションで部品が反映されました。
ただ、アノテーション結果が新規の回路図に反映されてしまいます。開いている回路図に反映することはできませんか。
また、PCBファイルにPADなどが配置されていますがフットプリントとして存在しており、アノテーションする際にエラーがでます。
PADなどの処理はどのようにするのがよいでしょうか?
曖昧な質問で申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
- Quadcept Support
- 18/04/02 16:16:14
ご返信いただきありがとうございます。
ご連絡が大変遅くなり申し訳ございません。
追加でいただいております内容につきまして、
下記にコメント、回答させていただきます。
●回路図への部品の反映について
こちらにつきましては誠に恐縮ながら
バックアノテーションにて回路図に部品の追加が発生する場合、
「OffSheet」という新規シートを作成し、
そちらに部品を転送するという動作となっております。
これは、既存の回路図に部品の呼び出しを行いますと
呼び出した部品と既存の部品が重なってしまったり、
呼び出した部品のピン先と既存の結線が重複し気付かず接続されてしまう等、
意図しない状況となってしまう可能性がございますため
新規シートに転送を行っております状況です。
ご意向に沿う回答とならず大変恐縮ではございますが、
現状上記動作となりますことご理解ご容赦いただけますと幸いです。
●フットプリントとして存在しているパッドについて
こちらは、基板の取り付け穴等の用途で使用されているパッドが
フットプリントとして存在しているため、
アノテーション時にエラーが発生しているというご状況でしょうか。
その場合、先の回答とも少し重複致しますが
PCB側に配置されているオブジェクトが「フットプリント」であった場合、
部品の転送ができずエラーが発生する状況となります。
上記の場合、解消の方法としましては取り急ぎ以下の2つが考えられるかと存じます。
大変お手数ではございますが、これら一度お試しいただけますと幸いです。
◇フットプリントではなくパッドとして再配置いただく
フットプリントではなく、「パッド」としてPCB上に配置いただければ
アノテーションの対象とならずエラーを解消することが可能です。
[パッドの配置について]
※フットプリント作成時のマニュアルとなりますが、
PCBシートでも同操作にて配置が可能です。
◇フットプリントのタイプを「テストランド」に設定いただく
フットプリント配置後、フットプリントを
ダブルクリックすることで開く「フットプリント」ダイアログでは、
「タイプ」の設定が可能となっております。
こちらで「テストランド」の属性としていただければ
テストランドの認識となりますので、アノテーションの対象外とすることが可能です。
[テストランド(テストピン)の作成方法について]
本来の用途ではなく、取り急ぎの対応方法とはなってしまいますが
こちらの方法も一度ご検討いただけたらと存じます。
以上、どうぞよろしくお願い致します。