Quadceptのデータベースをクラウドドライブで共用して使用したい

最近、QuadceptのCircuit Designerを使い始めました。バージョンは、9.3です。

タイトルのように、データベースファイル(.qdb)を、クラウドドライブ、例えば、Dropboxや、OneDrive上に置くことはできますか?
デフォルトでは、PC上のC:\Users\username\AppData\Local\Quadcept\Quadcept\UserData\に置かれるようですが、これを、
例えば、
C:\Users\username\OneDrive\Quadcept\
に置けるか?という意味です。

理由は、主に仕事を行っている場所(関東)と、両親の介護の為長期間帰省する場所(関西)とで、「別のPC」で作業したいからです。ですので、データベースファイルは、各々のPC上ではなく、PCと同期されているクラウドドライブ上に置きたいわけです。

これは、「ファイルの受け渡しについて」
https://www.quadcept.com/ja/manual/common/post-83.html
とはちょっと違うのではないか?という認識でして、同じログインユーザーではあるけれど、別のPCで同じファイルでの回路図作成・変更作業を行うにはどうしたら良いか?をご教示願いたく思います。

宜しくお願い致します。
お問い合わせいただきありがとうございます。

Quadceptのデータベースファイル(*.qdb)をDropboxやOneDrive上に
配置可能かにつきまして、設定自体を行うことは可能でございますが
弊社としましては非推奨とさせていただいております状況です。

理由としましては、DropboxやOneDriveの"非同期"の仕組み上、
タイミングや状況によってはオンラインストレージ上のファイルが不完全となる場合が考えられ、
Quadceptのデータベースファイルにおいてファイルが不完全となると、
予期しない動作を引き起こす可能性がありますため非推奨とさせていただいております。

異なるPCで作業を実施されるという場合につきましては、基本的には、
大変お手数ではございますが、普段お使いいただいているPCより
「Quadceptファイル出力」等によりデータを出力いただき、
作業されるPCへとご入力いただくことでのご対応をご検討いただけましたら幸いです。

■Quadceptファイル出力について
■Quadceptファイル入力について

※もし、現在お持ちの全データを丸ごと別PCへコピーされたいという場合は、
 Quadceptと同時にインストールされております
 「Quadcept Maintenance」というツールから
 全データのバックアップの取得と復元が可能となっておりますので
 こちらをご活用いただけましたら幸いです。

■Quadcept Maintenanceについて
■バックアップデータの取得方法について
■バックアップデータの復元方法について

なお、設計データの保存先につきましては、
クラウド上にてデータの保存・管理ができる
「myArea」というサービスを今後の展開として予定しております。

現状につきましては上記の対応となり誠に恐縮ではございますが、
今後より使いやすく、より便利となるよう
機能追加・拡張を進めてまいりますので
何卒ご理解ご容赦いただけますと幸いでございます。

以上、取り急ぎではございますがご回答とさせていただいます。
ご意向に沿える回答とならず恐縮ではございますが、
何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
早々のご回答、誠にありがとうございました。

>弊社としましては非推奨とさせていただいております状況です。
承知しました。

1点確認させて下さい。
>理由としましては、DropboxやOneDriveの"非同期"の仕組み上、
とありますが、"非同期"と、強調されているのには何か理由があるのでしょうか?

また、当方では、データベースファイルを「同期」と設定したフォルダ、つまりローカルPC上にデータベースファイルが物理的に存在し、インターネット接続が無くても動作する「はず」の場所に置こうとしていますが、それでも問題が起きる可能性があり、そのため、「非推奨」ということでしょうか?
ご教示下さい。

取りあえずは、
>「Quadceptファイル出力」等によりデータを出力いただき、
>作業されるPCへとご入力いただくことでのご対応をご検討いただけましたら幸いです。
か、
>全データのバックアップの取得と復元が可能となっておりますので
>こちらをご活用いただけましたら幸いです。

かのどちらかで、別のPCにデータを移行したく思います。

中間ファイル(.qcom)、あるいは全データのバッグアップファイルを、DropboxやOneDrive経由でやり取りするのは問題無い、と考えますが、これはいかがでしょう?

>「myArea」というサービスを今後の展開として予定しております。
なるほど、それで
「myArea」のチェックボックスが選択できなかったのですね。
私のようなワークスタイルは今後増えると予想しておりますし、私のような特別な事情が無くても、リモートワークの需要はあると思いますので、早急な対応をお願いしたく思います。

関西にあるPCにデータを送り、現在作成中の回路図を開けるかどうか確認してから、この質問をクローズさせて頂きたく思います。
宜しくお願い致します。

早々のご返信、誠にありがとうございます。

ご連絡いただきました内容に関しまして、下記に回答させていただきます。


> "非同期"と、強調されているのには何か理由があるのでしょうか?

同期との区別のために書かせていただきましたが
特に深い意図があった訳ではございません。
混乱を招きましたら申し訳ございません。


> また、当方では、データベースファイルを「同期」と設定したフォルダ、
> つまりローカルPC上にデータベースファイルが物理的に存在し、
> インターネット接続が無くても動作する「はず」の場所に置こうとしていますが、
> それでも問題が起きる可能性があり、そのため、「非推奨」ということでしょうか?

上記のご状況まででありましたら特に問題無くお使いいただけるかと存じます。

より具体的に申し上げれば、単一のPCにて、
データのバックアップのような目的でDropboxやOneDriveを
ご使用いただく分に関しましては特に問題は発生しないかと存じます。

ただ、複数のPCでご使用になる場合はご留意が必要となり、
例えば、新しいPCにてQuadceptをダウンロードし、
DropboxやOneDriveからデータを同期したような場合に、
もし普段お使いのPCにてデータの同期が途中であったり不完全であった場合は
新しいPCの環境にてデータが欠落し、ファイルが開けない、
正常に動作しないという状況になる可能性があります。

(実際にDropboxで運用されているユーザー様で
上記の現象が発生したケースがございました。)

Quadceptでは取り扱っているファイル数も多く、
同期処理にあたってはPCのスリープやシャットダウン、
ネットワークの通信状況によっても中断される可能性があるため、
上記のような状態となる可能性が考えられます。

そのため非推奨とさせていただいております状況となります。


> 中間ファイル(.qcom)、あるいは全データのバッグアップファイルを、
> DropboxやOneDrive経由でやり取りするのは問題無い、と考えますが、
> これはいかがでしょう?

*.qcomファイルやQuadcept Maintenanceから出力いただいたデータ(*.zip)でありましたら
特に問題は無いかと存じます。

ただ、Quadceptの元データなど、ファイル数が多数となる場合は
上記の状況となる可能性がありますため、ご留意いただければと存じます。


以上、取り急ぎではございますが、ご回答とさせていただきます。
またご不明な点等ございましたらお気軽にお尋ねくださいませ!
何卒どうぞよろしくお願い致します。
お世話になります。
表題の件、
「Quadcept Maintenanceから出力した(*.zip)ファイル」を介して、Quadceptのデータベースの共有ができました。
具体的には、
1.関東での作業が終了した段階で、Quadcept Maintenanceを使ってZIPファイルをクラウドドライブ(OneDrive)に出力。
2.そのZIPファイルを、関西にあるPC上でQuadcept Maintenanceを立ち上げて復元。
3.関西にあるPCでQuadceptを立ち上げ、ファイル>開く>プロジェクトから関東で作業していたプロジェクトを選択して開く(添付フェア参照)
の手順を踏みました。
「Quadcept Maintenance」というユーティリティを介する必要はあるものの、この方法だと確実にデータベース共有が可能と思います。

ただ、2.までの手順で作業中のプロジェクトが見える、と思っていたのですが、3.の手順を踏まなければ作業中のプロジェクトが見えないので、ちょっと焦りました。

3.の手順が必要なのかどうか、の確認をお願い致します。
には、私が行った3.の手順に関する記載がありませんでしたので…

宜しくお願い致します。


ご連絡いただきありがとうございます。
Quadceptデータベースを無事共有いただけたとのこと承知致しました。
ご対応いただきありがとうございます!

ご連絡いただきました「3.」の手順につきましては、直近で機能の変更があり、
先日リリースを行いました最新のバージョンv9.3.6でありましたら
環境設定ファイルもバックアップに含むよう機能追加を行いましたため
「2.」の手順までで復元され、「3.」の手順は不要となります。

※環境設定はワークスペース(プロジェクトウィンドウの状態等)や
 メニューカスタマイズ情報等の設定となり、
 ローカルPC内に保持される設定となります。
※環境設定の反映にあたりましては
 Quadcept本体を一度でも起動しておく必要があります。
 (Quadceptの起動により各種必要なフォルダが作成されるため)

ただ、v9.3.5以前のバージョンにてバックアップを取得された場合は
環境設定の情報はバックアップとして含まれておらず、
バックアップを復元された場合も各種ワークスペースの状態は
デフォルト状態となりますため、「3.」の手順が必要となってまいります状況です。

プロジェクトウィンドウにプロジェクトが表示されていないご状況でありましたら、
おそらくはv9.3.5以前のバージョンにてバックアップを取得いただいた、もしくは、
新規環境にてQuadceptの起動前であった可能性があるかと存じます。
一度ご確認いただけますと幸いです。

以上、取り急ぎではございますが回答とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
お世話になります。
ご返事が遅れました。

関西で作業を行ったファイルを、Quadcept Maintenanceを使ってOneDriveにZIPファイルとしてバックアップ。
そのファイルを、関東にある別のPC上でQuadcept Maintenanceを動作させて復元することで、関西での作業内容が反映されたProjectを開くことができました。これで物理的距離が離れた二つのPCで作業ができます。
なお、Quadceptのバージョンは、双方とも最新の9.3.7を使いました。

ありがとうございました。

これで、この質問は解決済みと致します。
PAGETOP